VR歴5年。VRマニアの私の自宅環境と暮らしについて紹介します。 VRという単語だけ聞くと、なんだかハードルが高いシステムのように感じてしまいますが、簡単な設備であれば2, 000円程度から導入することができます。 今回はそんなVRと共に生きる暮らしの紹介と、過去5年間で使いやすかったお勧めのVRアイテムなど、VRの魅力をお届けします。 VRの基本情報 VRとは VRとは「Virtual Reality」の略であり、コンピュータが作った人工的な世界を現実として知覚させる技術のことです。要は仮想現実であり、限りなく現実に近い体験ができることを意味しています。 VRの仕組み VRは、メガネのレンズ部分がゴーグルになっているヘッドセットを使い、仮想空間を映し出すものが主流です。映し出される映像は事前にVR用として撮影されており、左目用と右目用に分けられています。VRゴーグルには2枚のディスプレイが設置されていて、左右それぞれの目に映し出される仕組みです。 左右の目は位置が異なるため、見えている風景は微妙に違います。そのため、脳はそれぞれの目で見た映像を合成して立体的に認識するのです。その見え方を利用して、ゴーグルに映し出された映像が、さも目の前にあるように感じるのがVRの仕組みです。 VRでどんなことができる?
Oculus Quest 2で遊べるタイトルを紹介 Facebook社より2020年10月13日に発売されるOculus Quest 2は、PCやコンソールが不要で起動するオールインワンVRヘッドセットだ。手頃な値段でハイクオリティーのVR体験が可能になる本機は、既存のVRゲームユーザーのみならず、初めてVRを体験する人にも最適なデバイスになっている。 そんなOculus Quest 2を購入するとどのようなゲームを遊ぶことができるのか、リリースと同時に配信されるタイトルや、改めて注目してほしいタイトルなどを紹介していこう。 Kizuna AI - Touch the Beat! 配信日 :2020年10月13日配信 メーカー :Activ8 開発元 :Kizuna Ai/ジェムドロップ ジャンル :アクション 価格 :リリース記念で発売から3ヵ月間は無料で提供予定(有料ダウンロードコンテンツの楽曲も追加予定) 『 Kizuna AI - Touch the Beat! 』は、バーチャルYouTuber・Kizuna AI(キズナアイ)初となるVR用リズムゲーム。 Kizuna AIのパフォーマンスを楽しみながら、オリジナル楽曲に載せて飛んでくるビートをペンライトで打ち返すようにして遊んでいくタイトルだ。単純に正面から迫るビートを叩くだけでなく、ペンライトを左右上下に動かすような動作も入っており、実際にライブでペンライトを振るような感覚で遊べるのが本作の特徴。 リリース時点では、キズナアイの楽曲『 Hello, Morning(Prod. Nor) 』、『 melty world (Prod.
5m x 2. 0m、つまり3畳ほどの空間だからです。 これを確保することが環境構築でかなり重要となります。そこにセンサーの配置やPCデスクの配置、配線の管理などを考えると合計6畳が理想的でしょう。 せっかく楽しくVRに没頭しているのに壁やPCに激突してしまうなど、物件を傷つけてしまっては楽しさも半減しますし、思いっきり遊べなくなります。これは筆者の引越し前の実体験でもあります。VR導入を考えているのなら間取りは絶対に意識したほうがよいです。 また、VRプレイ中は体温管理が難しい場合が多いのでエアコン(できれば人感でスポット温度を調整する機能付き)が必須となります。 2部屋なら両方に設置されているか、または1台で2部屋分の管理ができるのかを注意して調べてください。 エアコン付き1LDK以上の住まいを探そう エリア別に部屋を見る VRは世界中のアミューズメント施設やシミュレート環境、研究利用などで急速に普及していますが個人宅でも十分に活用することが可能な未来のデバイスです。 もちろん、今回紹介したように間取りの広さや事前準備など工夫しないといけないポイントもたくさんありますが、それを踏まえてもプラスになる圧倒的な体験は魅力的です。 興味を持ったらぜひ自宅環境の改造やVR装置の導入にチャレンジしてみてください。
"すちーむ☆まにあ"辻村美奈のゲーミングPCパワーアップ大作戦 ここ数年で急速に注目されるようになった「VR(Virtual Reality=仮想現実)」。まるで、現実の世界にいるかのような感覚で、ゲームの世界に没入できる技術だ。Steamのコアゲーマーである、"すちーむ☆まにあ"辻村美奈がゲーミング周辺機器を紹介する本連載。今回は、AcerのVRヘッドセット「Windows Mixed Realityヘッドセット AH101」(以下、AH101)を解説する。 クリアブルーのアクセントカラーが目立つ、AcerのVRヘッドセット「AH101」を解説! Steamストアには、無料でハイクオリティなVRゲームが!
見たことのない世界にうっとり! 仮想現実世界で癒された? 設定が完了したところで、今回は、先ほど紹介したVRChatというゲームをプレイしてみた。 ここでは、ユーザーが3Dで作成したバラエティ豊かなワールドを訪れることができる。たとえば、ボイスチャットを使った、ユーザー同士でのコミュニケーションも可能だ。ぼーっと突っ立っていると、海外のユーザーから英語でめちゃくちゃ話しかけられて、あせってしまった。 VRChatでは、さまざまなワールドが選択できる。文字検索も可能だ 日本人の部屋を再現したようなワールドを訪れてみた。所せましと貼ってあるポスターは、作成者の趣味だろうか? 没入感が高いため、ついリアルの部屋にいるような感覚で、見わたしてしまう。「間違えて、他人の家に上がってしまったような気まずさ」まで感じてしまった 桜がきれいなワールドもあった。ここに来ると365日、桜が見られる。地面には花びらが散っていて、まるで、現実世界のようだ。とてもリアルに表現されていて、癒されてしまう 観光名所で有名なニューヨーク・タイムズスクエアを再現したワールドも。筆者は写真でしか見たことがないが、とてもていねいに作りこまれているのがわかる 今から手軽にVRを始めるならコレ! 今回紹介したAH101の価格. com最安価格は38, 900円(2018年5月29日時点)と、多少の初期投資はかかってしまうが、いち早くVRゲームを体験しておきたいという方であれば、十分に試してみる価値がある。外部センサーなしで設置できる手軽さや、数多くの無料ゲームがSteamストアで提供されていることなど、初心者にとって、安心感が高いのもうれしい。VRゲームはまだまだ、発展途上。これからどのような、すごいゲームが登場してくるのか、今後の展開が楽しみだ。 ライター:辻村美奈(オフィスマイカ)
そんなVRの新たな規格として2017年、マイクロソフトから「Windows MR(Windows Mixed Reality)」が発表された。 名前にもある「MR」とは、「複合現実(Mixed Reality)」の略で、「AR(拡張現実)」と「VR(仮想現実)」を包括した技術のこと。AR向けでは、マイクロソフトが透過型の「Microsoft HoloLens」を開発している。そのいっぽう、今回取り上げるAcerの「AH101」は、非透過型のヘッドセットとなっていることから、VR向けのモデルと位置づけられる。 なお、AH101を含めたWindows MRの動作推奨PC要件は、以下のようになっている。自分のPCが要件を満たしているかどうか、購入前にチェックしておこう。 Windows Mixed Reality 動作推奨PC要件(日本エイサー 製品情報ページより) それでは、AH101の外観からチェックしてみよう。VRヘッドセットとしては珍しく、クリアブルーのアクセントカラーを採用しており、パッと見たところ、「派手なデザイン」という印象だ。 AH101には、ヘッドセット本体に加えて、モーションコントローラーが付属する。PCとヘッドセットとの接続は、HDMIケーブルとUSBケーブルを接続するだけとシンプルだ ヘッドセットの装着部分。2. 89型液晶ディスプレイを2つ装備し、解像度は2880×1440ドット(単眼が1440×1440ドット)。肌に触れる部分には、クッションが付いている 側面には、3.
POPULATION: ONE 配信日 :2020年配信予定 メーカー :BigBox VR ジャンル :FPS 価格 :2990円[税込] 『 POPULATION: ONE 』は、いまや一大ジャンルとなったバトルロワイアルをVRで楽しめる作品。 壁登り、空中飛行、建築などさまざまな要素を入れたタイトルになっており、3次元フィールドを最大限に活用した立体的なバトルが展開される。 自由に空を滑空し、遮蔽物を作りながら戦っていくバトロワらしい要素にVRの多角的な視点が加わることで、白熱した戦いが味わえること間違いナシ! FPSやバトロワゲームが好きな人には、ぜひ遊んでほしいタイトルだ。 Star Wars: Tales from the Galaxy's Edge 配信日 :今冬 メーカー :ILMxLAB ジャンル :アクションアドベンチャー 価格 :価格未定 『 Star Wars: Tales from the Galaxy's Edge 』は、『 スター・ウォーズ 』の世界を疑似体験していくアクションアドベンチャー。Oculus Questプラットフォーム専用タイトルとして開発中の1作だ。 現時点では、ティザーしか公開されていないため、まだまだ情報が少ないものの、C-3POやR2-D2といったおなじみみのキャラクターたちが登場することが明らかにされている。 ブラスターや道具を使って敵と戦っている場面もあり、銃撃戦による戦いがくり広げられるようだ。今冬発売予定となっているので、今後の最新情報も要チェックだ。日本語対応にも期待したいところ。
エミー賞を受賞した全3部作のVRアニメーション 2019年にエミー賞を受賞している「Wolves In the Walls」はFable Studioが制作した全3部作のVRアニメーション作品です。この作品はMogura VRでも何度か紹介されています。2020年11月20日にOculus Quest, Oculus Quest2版が公開されました。 主人公である8歳の女の子ルーシーは、彼女の家の壁に"オオカミ"がいると信じています。しかし、彼女の家族は誰もルーシーが言うことを信じていません。体験者はルーシーの友人となって、協力して"オオカミ"の存在が分かる証拠を探し出し、ルーシーの家族に迫った危険から守る手助けをしなければなりません。 原作者のニール・ゲイマンは劇場公開映画「コララインとボタンの魔女」などの小説が有名で、コミック、グラフィックノベル等でも世界的に知られています。 オススメのポイント 1. 冒頭のチュートリアルの巧みさ VR映画は最初の1分が、最後のオチと同じぐらい重要です。物語の冒頭で作品の世界観やどうようなルールの中で物語が展開してくのかを理解してもらう必要があります。もし理解しないままで作品を体験し続けると、最後まで作品の内容がわからなくなる可能性があります。 「Wolves in the Walls」は冒頭で作品世界を壊すことなくチュートリアルとして落とし込んでいます。物語が始まると、空間にチョークで懐中電灯が描かれ、その懐中電灯を体験者は持つことができます。辺りを照らすと目の前のタイトルクレジットが浮き上がるように。 さらに、そのクレジットから飛び出してきたハエを懐中電灯で追ってみると、色々な所に別のクレジットが隠されていることがわかります。 この冒頭だけ、体験者はイマジネーションがかたちになる作品だと理解し、その上で360度全体を見渡す物語であることにも気付けるのです。とても良い演出でした。 2. VRを知り尽くした演出 制作のFable Studioは、2017年に閉鎖されたOculus Story Studioのメンバーが中心の会社です。「Dear Angelica」や「Henry」などVRアニメーションにとって重要な作品を制作したメンバーによって作られているため、数多くの演出がされています。 VRペイントアプリのQuillを使った映像表現や空間音響はもちろん素晴らしいのですが、体験者をどんどん巻き込んでいくインタラクションが本当に凄まじい。 インスタントカメラでオオカミを撮影するインタラクションをはじめ、コップを壁に当てて壁の向こうの音を聞かせる演出や、チョークを持って壁に落書きするシーン、VR映画のなかでVRゲームをさせる仕掛けなど、体験しているうちにどんどん物語の世界に没入していきます。 物語にとって重要でないインタラクションは、体験者にただの"作業"だと思わせしまうもの。その点「Wolves in the Walls」は"作業"はなく"インタラクション"として機能していて、物語の中で重要な役割を担っていました。 3.