続いて、にんべんに牛(件)の読み方を確認しましょう。 にんべんに牛と記載します「件」の読み方は、 ・音読み:けん ・訓読み:くだん、くだり 人と、音読みにあたる右側の「牛」は、「牽(けん)」の字が省略されて「牛」の形になったそうです。 人と牛という字で成り立つこの漢字には、わける、区別する、という意味があります。そこから、事柄そのものや、事の発生を数える単位に使われるようになりました。 訓読みの「くだん」は、元は「くだり」と読んでいたものが、使われるうちに変化して読み方として定着したようです。今では「くだん」と読んだり言うことが一般的になっています。 「件(くだん)のこと」と聞くと、なにやら怪しげな言い方ですが、意味としては「いつものこと」であったり、「以前に述べた・話したこと」となります。特定の事柄や名称を直接使わずに表現する修飾語と覚えるのがいいでしょう。 また、「件(くだり)」と用いる場合は、「小説などの文章や話の一部分」を意味する言葉になります。 余談になりますが、「件(くだん)」と聞いて妖怪を思い浮かべる方もいると思います。人の顔に牛の体を持つものから、体が魚であったりと、人となにかしらの動物が組み合わさった怪しげな生き物を総称して「件(くだん)」と呼ぶようです。病気や災いを予言しに現れるそうです。 にんべんに英(偀)の読み方や意味は? にんべんに英と記載します「偀」の読み方は ・音読み:えい ・訓読み:はなぶさ、ひい(でる) 「英(えい)」の漢字の異字体です。なので、「英」にあてられている読み方がそのまま、「偀」でも使えます。 優れていることや人物を称したり、名誉をたとえる言葉に用いられます。 草かんむりがついていますので、花の意味も持っています。この場合は、実がならない花であったり、藤のように花が群がり垂れて咲く様子を表したものになります。 また、日本特有の意味で、イギリスを漢字にあてはめたときの略として使われることもあります。 まとめ にんべんに牛(件)やにんべんに英(偀)の意味や読み方は? ここでは、にんべんに卯(仰)の意味や読み方は? にんべんに失(佚)の意味読み方は? にんべんに牛(件)の読み方は? にんべんに英(偀)の読み方は? について解説しました。 どれも難しい漢字のためこの機会に覚えておくといいです。 さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
にんべんに魚のような漢字である衡の読み方や意味について以下で解説していきます。 にんべんに魚ではない、ぎょうがまえにと記載します「衡」の読み方は ・音読み:こう、ぎょう、おう ・訓読み:くびき、はか(る)、はかり 音読みの「こう」「ぎょう」は、部首にあたるぎょうがまえ(行)の音読みと同じです。 「おう」は常用外の読み方になりますが、参考までに記載しました。 漢字の意味としては、横木、横の意味があります。牛が人を突いてしまわないよう、角にしばりつけた横木からきているそうです。 また、その横木から、ものの重さをはかる天秤に転じて、「はかる」「はかり」の意味も持つようになったようです。 はかりの意味から、釣り合いがとれた状態や、目方をはかることを意味するようにもなったようです。 まとめ にんべんに光(侊)やにんべんに魚(衡)の意味や読み方は? 【漢字の音読み・訓読み】 ここでは、にんべんに心(伈)の意味や読み方は? にんべんに寿(俦)の意味や読み方は? にんべんに光(侊)の意味や読み方は? にんべんに魚(衡)の意味や読み方は? について解説しました。 どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。 さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
「混ぜる」と「交ぜる」の違い、ご存知でしたか?どう違うの? 本日8月20日は、日本初の「電気交通信号機」が設置された日です。赤、青、黄色の、あの信号です。 今では当たり前に目にする電気交通信号機ですが、初めて設置されたのは1930(昭和6)年の本日で、それ以前の交通整理は、警察官が挙手で合図したり、「止」と書かれたポールを使っていたのだそうです。人の手だけで交通整理を行っていたなんて!よく考えれば「それはそうよね」という時代のお話しですが、今の世の中に慣れきっていると、改めて驚いてしまいますね。 …というところで、本日の1問目です。 【問題1】「号ぶ」ってなんと読む? 「号ぶ」という日本語の読み方をお答えください。 ヒント:「大きな声を出す。大声で呼ぶ。」という意味の言葉です。 <使用例> 「信号機の意味が知れ渡るまでには、警察官は号びっぱなしだったかもしれないわね!」 「○○ぶ」と読み仮名2文字です。 …さて、正解は? ※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。 正解は↓に!! 正解は… 号(さけ)ぶ です。 「号泣」は「泣きさけぶ」、「怒号」は「怒鳴りさけぶ」事ですよね。 「信号」の「号」という字はもともと「号(さけ)ぶ」という意味があり、そこから「合図/しるし」という意味も持つようになりました。 「信号」の「信」という漢字も「にんべん+言」で「人の言葉」という意味を持っており、転じて「合図/しるし」という、「号」の字と同じ意味を持っています。 「信号」という言葉、改めて考えると「=合図。しるし。」なのですね。 さて「合図」というものは、受け取る相手が理解してくれなければ、当然、伝わりません。 実は電気交通信号機が導入されてしばらくの間は、電車以外の通行者には「赤=止まれ」「青=進め」といった色灯の意味の理解が浸透しておらず、結果として信号無視だらけだったのだとか!現代のように情報伝達手段が発達していない時代ですから、新たな情報を「常識」にするのも大変な作業だったのです。 というところで、2問目のクイズです。 【問題2】「綯交ぜ」ってなんと読む? 「綯交ぜ」という日本語の読み方をお答えください。 ヒント:「種々の色糸をより合わせて紐(ひも)などをなうこと」「いろいろのものをまぜ合わせて一緒にすること」などの意味を持つ言葉です。 「私の気持ちを伝えたいのだけれど、いろいろな感情が綯交ぜになって、うまく表現できないの。」 「○○○ぜ」と読み仮名3文字です。 正解は… 綯交(ないま)ぜ です。 「縄を綯(な)う」の「綯」という字です。 「交通」の「交」の字は 「交(ま)ぜる」 とも読みますが、 「混ぜる」という表記とは、明らかな違いがあります 。 問題2のヒントで触れたように、「綯交(ないま)ぜ」という言葉の成り立ちは「種々の色糸をより合わせる」ところにありますが、 より合わせられた糸は、一緒になって一つのアイテムにはなりますが、もともとの糸の形は保たれたままですよね?