長い人生、知り合いが突然入院する事もあるでしょう。 親しい友人なら気さくにお見舞いに行けますが、それが会社の上司等「特別親しいわけではないが、普段お世話になっている人」ではどうでしょうか。 この場合、多くの方がお見舞いのお花だけでなく「お見舞金」も準備すると思います。 今回はいざという時に迷わないように「お見舞金」に焦点を当て、お金の包み方や表書きの書き方、その他諸々のマナーをご紹介していきたいと思います。 入院お見舞いで使う袋(封筒)は? お見舞いと言えばお花が定番ですが、場合によってはお金を包んで持って行く場合もあります。 このような「 お見舞金 」は、決して安くはない入院費用を支払っている「お見舞いされる側」からしてもありがたいものです。 といっても、それは「早く元気になってくださいね」という願いを込めて渡すもの。 財布からお金だけ取り出して「はいどうぞ」と渡すだけではこの想いは伝わりません。 そこで、まずはお見舞金を包む袋についてご紹介したいと思います。 入院お見舞いにはどんな袋(封筒)を使う?
お見舞い金のお札の入れ方にも特に決まりはありません。 一般的にお祝いごとは、お札の肖像がある方を表にし、人物(肖像)が上側に来るようにして入れることが多いです。 お札の肖像を裏側にして入れるのは不祝儀のみ。 なので、祝儀袋に入れるのと同じように、人物の面を上にして表向きに入れるのがおすすめです。 入院お見舞いでお金を包むのし袋マナー! 書き方と入れ方 新札は必要?まとめ 水引が付いた袋を使う場合は、熨斗(のし)が付いたものはNGです。 新札か旧札かで迷ったら、お財布の中から比較的きれいめなお札を包むのが無難です。 入院中の相手に包むお見舞金には、明確なルールやマナーはありませんが、大切なのは受け取った側が気持ちのいいものにすることです。 あなたの優しい気持が伝わるお見舞いになりますように。 ◇ 入院の関連記事 ・ 女性の入院時の持ち物の選び方と準備で必要な物あると便利な物 スポンサードリンク
これまで水引のある封筒について触れてきましたが、中には「『紅白の』水引のある封筒」という言葉に「紅白はめでたい時に使うんじゃないの?」と引っかかりを覚えた人もいるかもしれません。 確かに入院はめでたい事ではありませんが、お見舞金を包む際の紅白の水引には「 貴方の回復を願っています 」という意味があるのです。 なので お見舞金の封筒に「紅白の水引」を使用しても何らおかしい事はありません 。 どうしても気になるという場合には、赤帯のお見舞い用封筒か白無地の封筒を使うと良いでしょう。 入院お見舞いに使うのし袋、表書きの書き方はこう書く 封筒を準備した後に気になるのが「 表書き 」 一般的にお見舞金の表書きには「御見舞」という言葉と「自分の名前」を書きます。 最近はパソコンで印刷する人が増えていますが、手書きをする場合には 必ず 筆 か 筆ペン を使って下さい。 使いやすいからとボールペンで書くのは「マナー違反」です。 筆ペンが無い…という場合にはボールペンではなく、太めのフェルトペンやサインペンをを使いましょう。 「 御見舞い 」はダメ! ⇒ 「 御見舞 」が正解 また「御見舞」は「御伺」と書く場合もありますが、間違っても「御見舞い」と書かないように注意して下さい。 「御見舞い」は4文字で「死」をイメージさせる為、お見舞金を包む表書きとしてはタブーとされているのです。 また、名前も忘れないようにしましょう。 名前を書き忘れてしまうと「あれ?これ誰に貰ったんだっけ?」と相手を悩ませてしまいかねないので…。 連名で書く時のマナーは? 2~3人で一緒にお見舞金を包む際「名前ってどう書けば良いの?」と思った事はありませんか? この場合は一番右に目上の人が来るように、全員の名前を書いて下さい。 ただし、夫婦や家族で連名する場合には一番右に家長の名前をフルネームで書き、妻や子供達は課長の名前の横に「名前だけ」を書くようにします。 家族の連名の場合は家長以外の苗字を書く必要はありません。 4名以上の連名の表書きのマナー 連名といっても、あまりに人数が多いと書く方も読む方も大変です。 4名以上の連名の表書きは表に代表者の名前だけを書き、その左横に「外一同」と書くようにしましょう。 全員の名前は表書きではなく別紙でお金と一緒に入れておくのが4名以上で連名する場合のマナーになります。 お見舞金の封入金額をのし袋や封筒に記入した方がいい?