修理・メンテナンス 2020年6月15日 バイクに乗っていたら、オイル交換をしなければならないのですが、交換時期を忘れてしまい、交換せずに乗りつづけてしまうことがよくあります。 中には、オイル交換を一回もしないで乗りつづけてしまう人もいます。 オイルはとても重要な役割をしており、交換しないでいるとバイクに影響し故障の原因になります。 そうならないためにも、オイルの役割としなかった場合にどのようなことが起こるのかを確認したいと思います。 スポンサーリンク オイルの役割は? まずエンジンというものは、その中にある 「ピストン」というものがもの凄い速さで上下 しています。 このピストンの運動を利用してバイクは走ることができます。 そして、オイルの役割は、心臓ともいえるエンジンを助けるためにあります。 オイルがエンジンにもたらす効果は、 大きく分けて5つ あります。 ・潤滑作用の役割 オイルによって、 エンジン内部の金属の摩耗が減り、滑らかに動く ことが出来ます。 ・洗浄作用の役割 溜まる鉄粉などの汚れをオイルが含んでいくので、 エンジンの中を綺麗に保てます 。 ・密封作用の役割 シリンダーの中のピストンやピストンリングを隙間なく密封してくれます。 これによって、 ピストンの力が滑らかに保てます 。 ・冷却作用の役割 エンジンの持つ熱を冷やしてくれます 。 ・錆を予防する役割 エンジンの中で発生する水分が、 錆の原因にならないように膜を張って防いでくれます 。 このように、オイルはエンジンにとってとても重要なものということがわかります。 オイル交換を忘れていたりしないでいるとどうなる? もし、あなたがオイルを交換しなかったら、上記にあげた役割がされないでいるということになるのです。 5つの役割を紹介しましたので、それぞれに当てはめていきます。 ・潤滑の役割 オイル交換をしないでいると、単純に潤滑しているオイルが減ってしまいます。 つまりはスムーズにピストンが動いてくれないことを意味します。 そのため、 エンジンのパワーが落ちたり、エンジンの部品を磨耗しダメにしてしまいます 。 オイル交換をすると分かりますが、交換した時にいれた綺麗なオイルは汚れています。 これはオイルが、出てきた鉄粉などを含んでくれたおかげです。 汚れの具合にもよりますが、オイルが鉄粉などを含んでくれるには限界があるということです。 そして、 汚れが溜まることによって、エンジンのパワーが落ちてしまいます 。 当然減ったオイルにより隙間があいたのでは、本来の エンジンが持つパワーは落ち性能は発揮されません 。 オイルが減り、冷ます役割に欠けるので、高温になってしまいます。 その影響で、 中の部品が変形したりエンジンが焼き付いてしまいます 。 水分により 錆が発生し、部品をダメにしてしまいます 。 つまり、オイル交換をしないでいると、エンジンのパワーが落ちるだけでなく、エンジンそのものをダメにしてしまう可能性があります。 オイル交換の頻度や費用は?
エンジンオイルは定期的に交換することをバイクメーカーからも推奨されています。 交換するタイミングに関しては使用しているオイルのグレードや、走行距離、使用している環境によっても異なる ので一概に言えないのが答えとなります。 その中でも、最も目安となるのはバイク本体に付属している取扱説明書に書かれているメーカー推奨の交換時期となるので、お持ちでしたら確認してみると良いでしょう。 また、取扱説明書をお持ちでない場合は 一般的な環境での使用下であれば「走行距離が3000km〜5000km毎に交換、もしくは半年毎に交換」が一つの目安 となります。 走行距離だけでなく期間でも交換時期が目安となっているのは、オイルは走行しなくてもエンジン内部で劣化してしまったり、適正なオイル量を満たさなくなる事があるからです。 その為、 走行距離が3000kmに満たない場合であっても半年に一度のタイミングで交換 した方がエンジンの調子を保つことに繋がります。 オイル交換をしてもらえる場所や費用、時間は?
エンジンオイルというのは 走行距離3000キロごと 経過時間6ヶ月ごと 「 バイクのメンテナンスの頻度!距離と時間別の解説 」 に交換していかないといけません。 走行距離はそこまで多くなくてもエンジンオイルは紫外線によっても自然劣化していくので、ただ放置しているだけでも交換しなければいけないことにも注意して欲しいと思います。 またバイクでメンテナンスするべきパーツは上のページでまとめて解説していますので簡単に目を通しておいて欲しいと思います。 エンジンオイルは交換?継ぎ足す? エンジンオイルの管理としては継ぎ足すのでなく交換が必要です。 継ぎ足すということは金属粉などが含まれた古いエンジンオイルを残して、そこに減った分を入れることになります。 エンジンオイルの量としては正しいかもしれませんが、オイルの品質が良くないのでやはりエンジンなどには良くないというようになります。 ドレンボルトといってオイルを抜く箇所があるのですが、そこから汚れた古いオイルは抜いてしまって、その上で新品のエンジンオイルを入れるという作業を行うようにしてください。 「 バイクのエンジンオイル交換!タイミング、方法を徹底解説 」 エンジンオイルの交換方法についてはこのページに解説をしています。 <スポンサード リンク>
(笑 1人 がナイス!しています