今回は表面張力の原理や活用方法などをご紹介しました。 まとめると 表面張力とは、表面の力をできるだけ小さくしようとする性質のこと。 水が球形になるのは、表面張力の原理が働いているため。 撥水加工(はっすいかこう)は、表面張力の力を強めることで、水をはじく。 界面活性剤の力を使えば、表面張力が弱まって水と油のように表面張力が強いもの通しでも混じり合う。 ということです。表面張力の仕組みを利用することによって、私たちは液体同士を混ぜ合わせたりはじいたりしています。 表面張力、という力が発見されたのは、18世紀に入ってからです。 しかし、それ以前から私たちは表面張力を経験によって知り、利用してきました。 ちなみに、表面張力を強くしたり弱くしたりする原理を知っていれば割れにくいシャボン玉を作ったり水と油を素早く混ぜたりもできます。 今は、全国で子どもが科学に興味を持つような実験教室が開かれていますが、実験の中にも表面張力の仕組みを利用したものが多いのです。
はい、どうもこんにちは。cueです。 読者は、 「表面張力」 という言葉を聞いたことはありますか?
8 (at 20℃) 72. 0 (at 25℃) ブロモベンゼン 35. 75(at 25℃) ベンゼン 28. 88(at 20℃) 28. 22(at 25℃) トルエン 28. 43(at 20℃) クロロホルム 27. 14(at 20℃) 四塩化炭素 26. 9 (at 20℃) ジエチルエーテル 17. 01(at 20℃) データは、J., E., Interfacial phenomena, ch. 1, Academic Press, New York(1963)から採用。 水銀(Hg) 486 (at 20℃) 鉛(Pb) 442 (at 350℃) マグネシウム(Mg) 542 (at 700℃) 亜鉛(Zn) 750 (at 700℃) アルミニウム(Al) 900 (at 700℃) 銅(Cu) 1, 120 (at 1, 140℃) 金(Au) 1, 128 (at 1, 120℃) 鉄(Fe) 1, 700 (at 1, 530℃) 表面張力は、表面に存在する分子と内部(バルク)の分子に働く力の不均衡に由来し、凝集エネルギーの大きさに依存するので、凝集エネルギーが大きい固体状態のほうが、同じ物質でも液体状態より表面張力が大きくなります。 相(温度) 表面張力(mN/m) 固体(700℃) 1, 205 液体(1, 120℃) 1, 128 銀(Ag) 固体(900℃) 1, 140 液体(995℃) 923